16日の地震で脱線した、東北新幹線の車両をクレーン車を使って線路に戻す作業が29日から始まりました。

 JR東日本では20日から、脱線した16両を線路に戻す作業を進めています。

 29日午前8時半ごろからは、1メートル程脱線した6号車とその前後の車両をクレーン車で吊り上げ、線路に戻す作業が始まりました。

 28日までに車体が赤い色のE6系の車両7両が、現場から2キロ程離れたJR白石蔵王駅に移されていて、4月2日ごろまでには全ての作業を完了させる予定です。

 東北新幹線は、福島県の郡山と岩手県の一関の間で運休が続いていて、全線の再開は4月20日前後になる見通しです。