仙台市青葉区の宮城県民会館では、16日の地震で大ホールに被害をうけ、半年先までの公演予定に影響が出ています。

 青葉区の県民会館です。コンサートなどを行う大ホールでは、コンクリートの壁の一部が剥がれ落ちたほか、照明を動かすレールがゆがむなどの被害が出ました。

 更に3階の客席の壁の木材が落下したほか、天井裏に設置されたスプリンクラーの配管が曲がるなどの被害も出ています。

 県民会館では2021年の秋以降、コロナの影響で減っていたホールの利用が回復し、3月から9月までの間には、コロナ前と同水準の120件ほどの予約が入っていました。 しかし、復旧まで半年ほどかかる見込みのため、9月までの予約はすべてキャンセルとなりました。

 県文化振興財団事業課甘粕幸恵主幹「だんだん以前のように営業が戻ってきたところで、このような被害に遭いまして、大変申し訳ないといいますか、残念なところではありますが、早い復旧に向けて進めて、また使っていただけるようにしたいと思っております」