16日に発生した最大震度6強の地震により、一部区間で運休が続いていた東北新幹線が14日、約1カ月ぶりに全線で再開します。利用者からは、再開を待ち望む声が聞かれました。

 東北新幹線は3月16日の地震により列車が脱線したほか、架線などに大きな被害が出て、地震直後には盛岡から那須塩原まで不通となりました。

 その後、区間ごとに順次運転を再開していて、現在運休となっている仙台と福島の間も14日に再開となります。

 13日朝、仙台駅前の高速バス乗り場では、全線再開に期待する声が聞かれました。

 福島へ行く男性「出張なので福島に。影響は大きかったですけど14日からの再開でありがたいです」

 秋田へ行く男性「新幹線で移動することが多いので、移動手段が復活するという点ではありがたいなと思います」

 福島へ行く男性「再開になるので良かったんですけど、まだ徐行運転とかあるみたいで、それもどうなるのかなと」

 東北新幹線は、全線で再開した後も郡山と一ノ関の間では徐行運転をするため、当面の間は臨時ダイヤとなり、運行本数はこれまでの8割程度にとどまります。