宮城県栗原市のため池で男の子が転落し死亡した事故を受け、市が行った緊急調査の結果が出ました。

 人が立ち入りやすいため池210カ所のうち195カ所で、安全対策が必要な状態でした。

 調査は事故翌日の6日から8日にかけて、市内にある約2200カ所のため池のうち、人が立ち入りやすい210カ所を対象に行われました。

 調査の結果、フェンスが未設置だったり壊れていたりするため池は192カ所、立ち入り禁止を知らせる看板が設置されていないため池は158カ所あったということです。

 また、はい上がることが難しいゴム製の遮水シートが法面に貼られているため池は14カ所ありますが、はい上がるために有効な安全ネットは全ての池で設置されていませんでした。

 210カ所のうち195カ所で追加の安全対策が必要な状態で、栗原市は早急に対応するとしています。