宮城県で5日、新たに210人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。また、角田市の高齢者施設と気仙沼市の小学校でクラスターが発生しました。

 市町村別では仙台市101人、大崎市15人、石巻市11人、富谷市8人、気仙沼市7人、岩沼市・加美町各6人、栗原市・登米市・柴田町・美里町各5人、多賀城市・角田市各4人、涌谷町・大河原町・大和町各3人、塩釜市・名取市・亘理町・山元町・利府町各2人、東松島市・村田町・女川町・七ヶ浜町・南三陸町各1人と、県外4人となっています。

 年代別では10歳未満28人、10代51人、20代32人、30代34人、40代28人、50代17人、60代9人、70代5人、80代4人、90代2人です。

 宮城県の木曜日の感染者は、4月7日676人、14日595人、21日527人、28日444人と減少傾向で推移してきました。5月5日は210人と前週の半数以下となりましたが、県感染症対策課では「ゴールデンウイークで休みの病院もあり、検査数が少ない影響も考えられる」と説明しています。 クラスターは2件発生しました。角田市の高齢者施設で7人、気仙沼市の小学校で6人の陽性が確認されています。小学校では、下校後に児童たちがマスクを外して触れ合う機会があったということです。

 宮城県のまとめによりますと、5日午後1時時点で療養者は4105人で、内訳は入院160人、宿泊療養679人、自宅療養2877人、入院・療養先の準備中・調整中389人です。

 確保病床の使用率は、宮城県全体で18.9%(99/523床)、重症病床3.6%(2/55床)、仙台医療圏に限ると20.5%(70/342床)、重症病床は2.5%(1/40床)です。

 宮城県が発表している4日現在のPCR検査等の実施状況は、4月30日1159件(陽性312)、5月1日764件(陽性213)、2日907件(陽性399)、3日681件(陽性320)、コールセンターへの相談件数は、30日416件、1日364件、2日534件、3日425件となっています。