宮城県多賀城市で飲酒運転の車が高校生の列に突っ込み18人が死傷した事故から、5月の22日で17年となります。これを前に、仙台市泉区では警察官らが飲酒運転の根絶を呼びかけました。

 17日、泉区の商業施設の前で警察官やみやぎ交通安全広報大使に任命されているプロのバレーボール選手でリガーレ仙台の佐藤あり紗さんら約15人が飲酒運転根絶を呼びかけました。

 宮城県警によりますと、新型コロナの影響で外出し飲酒する機会が減ったことなどから、2019年に66件あった飲酒運転による人身事故は、2020年には38件にまで減り、2021年も37件と低い水準で推移しています。

 2022年も同じようなペースで推移していて、4月末の時点の発生件数は15件でした。前年の同じ時期と比べ1件多くなっています。

 泉警察署錦織慶輔交通課長「飲酒運転根絶と言いましても、なかなか根絶にはいたっていない状況が現実でして、1件でも多く我々としては取締をして、飲酒運転というのを無くすようにしていきたいと考えています」】