宮城県大崎市の80代女性のキャッシュカードを盗んだとして、42歳の男が逮捕されました。男は特殊詐欺の受け子を車で運ぶ運転手役とみられています。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは、住居不定無職の竹上利弘容疑者(42)です。

 竹上容疑者は、既に逮捕・起訴されている住居不定無職の赤石あつみ被告(37)などと共謀し、2月に大崎市の80代の女性に市役所職員などを語って電話をかけ、金融機関の職員を装った受け子の赤石被告が女性の家を訪問してキャッシュカード2枚を盗んだ疑いが持たれています。

 竹上容疑者は、受け子の赤石被告を車に乗せて女性の家などに運ぶ運転手役とみられています。

 調べに対し竹上容疑者は「一緒にいたが私は何もしていない。何も知らない」と容疑を否認しているということです。

 警察は、竹上容疑者が関わった同様の特殊詐欺事件の被害総額は、県内外で計570万円に及ぶとみて捜査を進めています。