梅雨明けが発表された29日の宮城県内は非常に暑くなりました。気温が35℃を超える地点もあり、午後3時までに21人が熱中症の疑いで搬送されました。

 29日の県内は朝から気温が高く、午前7時20分ごろには仙台で30℃を超えました。

 午後になると更に気温が上がり、仙台市の中心部では日傘をさしたり小型の扇風機を持って歩いたりする人の姿が見られました。

 仙台市民「28日もすごい湿気があって、29日もすごい暑い感じですね。水分飲んだりとか飴舐めたりしてますけど」「なるべく外を歩かないで建物の中を通って歩いたり、車で移動してます」

 晴れた日は子どもたちでにぎわう公園に行ってみると。

 野口ちひろアナウンサー「仙台市宮城野区の榴岡公園です。毎年夏になるとこちらの噴水の中に入って遊ぶ子どもたちの姿が見られますが、29日は暑すぎるせいなのか誰もいません」

 午後5時までの最高気温は、名取で35.6℃、仙台と蔵王で34.6℃、大衡と亘理で33.9℃、塩釜で33.8℃など真夏並みの暑さとなりました。

 消防によりますと、県内では午後5時までに24人が熱中症の疑いで病院に搬送されたということです。

 仙台管区気象台は、向こう1週間は晴れる日が多くなる見込みだとし、午前11時に宮城を含む東北南部が梅雨明けしたとみられると発表しました。

 平年よりも25日早く、記録が残る1951年以来、最も早い梅雨明けです。

 この暑さはしばらく続く見込みで、30日の予想最高気温は仙台、石巻、丸森で34℃などとなっています。