こどもの日の5月5日、宮城県東松島市では東日本大震災で犠牲になった子どもたちに思いをはせる青いこいのぼりが空を舞いました。

 青空を背に、悠々と泳ぐ青いこいのぼり。

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた東松島市の大曲浜では、子どもたちの手で、500匹の青いこいのぼりが掲げられました。

 この取り組みを企画した一人、伊藤健人さん。震災の津波で、母親と祖父母、それに当時5歳の弟を亡くしました。

 伊藤健人さん(18歳当時のインタビュー)「(家族の)アイドルというかみんなに慕われて、女の子みたいな本当にかわいい弟でした」

 がれきだらけの自宅から見つかったのが、弟の律君が好きだった青いこいのぼりです。

 健人さんは震災で亡くなった子どもたちのために、こいのぼりを全国から集め毎年掲げています。

 伊藤健人さん「震災を経験している、いないに関わらず、等しく皆さんに希望を与えることができる場所じゃないかなと思っています。自分たちは自分たちで、仲間たちとつながってやれているよと(律君に)示してあげたい。『見守ってくれよ』という気持ちです」

 宮城県の内外から多くの家族連れが訪れ、力強く躍動するこいのぼりの群れを眺め楽しんでいました。

 訪れた子ども「面白そうに泳いでいるみたい」

 訪れた子どもQ何になりたい?「アイドルになりたい」

  

 父親「病気もなく元気にすくすく育ってもらえれば良い」

 この後、健人さんはかつて律君と一緒に演奏していた和太鼓を披露しました。