年の初めの初詣ではなく、6月末に行われる夏詣にちなんだ日本酒ができました。無病息災と家内安全の願いが込められています。

 宮城県の塩釜神社では、日本酒の発売に合わせて神事が行われ、塩釜市の酒蔵佐浦や酒販店の関係者など約50人が出席して商売繁盛や新型コロナの収束を祈願しました。

 夏詣酒純米吟醸浦霞は、佐浦が1年の半分の節目に神社にお参りする夏詣の習慣にちなんで造った日本酒です。

 原料は宮城県産のササニシキで、気温や湿度が高い梅雨の時期に合わせてすっきりとした飲み口になっています。

 浦霞醸造元佐浦佐浦弘一社長「フレッシュでさわやかな味わいのお酒に仕上がったと思いますので、皆さんにお酒のおいしさと共に、安心、無病息災、そういった祈りの気持ちを届けたいと思っています」

 夏詣酒は約5000本限定で、県内では27の酒販店で28日から販売されています。