15日から降り続いた記録的な大雨で、庭園に土砂が流れ込むなど大きな被害を受けた宮城県大崎市の旧有備館は、復旧作業がおおむね終わり26日から再開します。

 伊達家が開設した学問所で国指定の史跡でもある大崎市岩出山の旧有備館と庭園は、今回の大雨で裏山の斜面が崩れたほか、山と庭園の間を流れる川の水があふれ庭園に土砂が流れ込みました。

 このため、大崎市は施設を臨時休館とし、17日から土砂の撤去や復旧作業を行っていましたが25日までにおおむね終わりました。

 26日からは柵が壊れた場所など一部を立ち入り禁止にしたうえで、一般公開を再開します。

 大崎市文化財課横山一也課長「予定通りの開館ということで、私どもも一安心しているところでございます」

 また、床下浸水し水の跡が残ってしまった主屋の土壁については国や県と協議し修復の方針を決めるということです。