7日までの1週間、仙台市内の救急搬送困難事案が過去最多を更新する147件だったことが分かりました。

 救急搬送困難事案は、消防本部から医療機関への受け入れ照会が4回以上行われ、かつ現場滞在時間が30分以上が経過したケースを指します。

 仙台市消防局によりますと、1日から7日までの1週間で発生した救急搬送困難事案は、前の週を8件上回る147件で過去最多を更新したということです。

 増加した要因としては、新規感染者の増加で医療機関がひっ迫し受け入れ体制に余裕がなく、そこに新たな新型コロナの感染者が増加しているほか、熱中症の患者の搬送などが相次いだためとしています。

 仙台市消防局では急を要する際は、迷わず救急車を呼んでほしいが、高熱や息苦しさ、だるさのみの場合は022−398−9211まで。夜間や休日に救急車を呼ぶかを迷った場合は、大人は♯7119、子どもの場合は♯8000まで相談してほしいということです。