仙台観光の誘客は、牛タンなどのグルメや、仙台七夕まつりの知名度頼みになっているとの調査結果が示されました。仙台をぜひ訪れたいという人の割合は、全国19の主な都市のうち17位で、名物や名所をもっと知ってもらうための取り組みが必要となりそうです。

 この調査は、市場調査会社のマクロミルが、全国19の主な都市を対象に、グルメや温泉、祭りなど観光目的でぜひ訪れたい街をランク付けしました。

 調査は、今年2月から3月にかけて行われ、全国の20代から70代のモニター1万人余りがインターネットで回答しました。

 その結果「仙台をぜひ訪問したい」と答えた人の割合は、19都市のうち17位でした。

 1位の北海道は40%、2位の沖縄は36%だったのに対し、仙台は15%。最下位だった名古屋の10%に次いで低い結果となりました。

 名物や名所、イベント別の認知度を見てみると、71%の牛タンを筆頭に、ずんだ餅や笹かまぼこといったグルメは、60%台と高くなりました。

 また「仙台七夕まつり」も約60%に上りました。

 一方、「仙台・青葉まつり」は16%で、「SENDAI光のぺージェント」は10%、「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」は5%に留まっています。

 「仙台を訪れたことがない」という人に、その理由を尋ねると「どんな観光地や観光資源があるか知らない」という回答が目立ちました。

秋田からの観光客「伊達政宗ぐらいしか出てこない」

東京からの観光客「東京にいるとあまり(仙台の)情報が入ってこない」

 こうした結果について、仙台市はどのように受け止めているのでしょうか。

仙台市観光課・川口順弘さん「仙台が観光地として認知されていないということが、しっかりとデータをベースに示された。広報がまだまだ足りないのかな」

 今後については、SNSも駆使した、きめ細かいアピールにさらに努めるとともに、イベントを参加型にしていくことも検討するといいます。

仙台市観光課・川口順弘さん「例えば(仙台・青葉祭りの)すずめ踊りに、観光客も参加できるような仕組みをつくるとか、参加型のイベントにしていくと、もう少しお客さんが増えるんじゃないか」

 今回の調査では、秋保温泉の認知度は31%、作並温泉は18%でした。

 コロナの収束後も見据え、さらに積極的な情報発信が必要です。