宮城県志津川高校では、2023年度入学の生徒から全国募集が始まります。これに合わせ南三陸町は、県外からの生徒向けに学生寮を建設することになり、30日に安全祈願祭が行われました。

 少子化や震災の影響で10年以上定員割れが続く志津川高校では、2023年度から学校名を仮称南三陸高校に変えるとともに、県内初となる生徒の全国募集を行い、12人程度の入学を目指しています。

 町は、全国からの生徒の受け入れに向け学校から徒歩15分ほどの志津川中央団地に学生寮を建設します。

 30日に関係者20人ほどが出席して安全祈願祭が行われました。

 寮は鉄骨2階建てで、バス、トイレつきの個室24室と、食堂やトレーニングルームなどが整備されます。

 震災の復興作業員らも利用した営業を終えた宿泊施設の一部を移設して利用し、総工費は約2億円です。

 佐藤仁南三陸町長「オープンキャンパスをやらせていただいて、遠くは大阪の方からおいでいただきましたので、選ばれる高校になれば良いなと思います」

 学生寮は1月末の完成を目指します。