宮城県大崎市の鳴子温泉郷の周辺で計画されている風力発電について、地元の観光協会は伊藤大崎市長に反対の立場を取るよう要請しました。

 鳴子温泉郷の周辺では、北海道や東京の企業などが計3つの事業で最大115基の風車の建設を計画しています。

 これらの計画に対し、地元の観光業者らでつくる鳴子温泉郷観光協会の幹部らが市役所を訪れ、伊藤康志大崎市長に景観や渡り鳥への影響が懸念されるとして反対の立場を取るよう文書で要請しました。

 鳴子温泉卿観光協会遊佐久則副会長「(観光客には風車が)できたら鳴子温泉に行くのをやめるという方もおりますし、目障りだよね。なんとかならないのという声もうかがっています」

 対象の計画は、環境にどのような影響を及ぼすのか調査する環境アセスメントの手続き中で、伊藤市長は「観光協会が風力発電事業に反対する意思表示は大変重いと受け止めている」と述べました。