村井宮城県知事は、県職員が孫の誕生に合わせ休みをとる特別休暇制度を2023年にも設けたい考えを示しました。

 村井知事「私事になりますけれども、9月23日に2人目の孫が誕生致しました。今回、娘の手伝い子育てを手伝おうと思いまして、議会対応など公務に支障のない範囲で休暇をとらせていただくことにしました」

 村井知事はこのように述べ、9日から11日まで次女が出産した男の子の誕生に合わせて休暇を取ることを明らかにしました。

 県は、職員の定年退職の年齢を現在の60歳から65歳へ引き上げる条例改正案を、開会中の県議会9月定例会に提出しています。

 職員の年齢引き上げに伴い、孫が生まれる職員が増えることを見越して、誕生に合わせて休みを取る特別休暇制度を早ければ2023年1月1日から設けたい考えを示しました。この制度は、全国で初めてだということです。

 男性の育休制度をめぐっては10月、法改正がされ、子どもの誕生から8週間以内にとりやすくする仕組みが設けられました。

 村井知事「子どもが小さい時はあんまり褒められた父親ではなくて、子育てにあまり参画しなかったなという深い反省を元に、その分孫にその思いを届けたい」