仙台市内のコロナ感染者数を予測する東北大学の下水調査で、今週は増加する見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから毎週、仙台市内の感染者数を予測しています。

 先週は1080人の予測に対し実際の感染者数は2751人と、7週ぶりに増加に転じました。

 今週は先週の実測値を3000人以上上回る5896人の予測で、増加する見通しが示されました。

 佐野教授は、2週間前から先週にかけて下水中のウイルス濃度が上昇しているため、感染対策を続けてほしいと呼びかけています。