宮城県を代表する2つの酒蔵がタッグを組み、ブレンドした日本酒を発売しました。新型コロナの影響で落ち込んだ、日本酒の売り上げ回復につなげたい考えです。

 ブレンドした日本酒を製造したのは、塩釜市の阿部勘酒造と仙台市の勝山酒造で、11日のお披露目式には伊達武将隊も参加し、完成を祝いました。

 2つの酒蔵は、新型コロナの影響で落ち込んだ売り上げの回復を狙い2021年からブレンドした日本酒を販売しています。

 初めての試みとなった2021年は、数種類の酒をブレンドし試行錯誤しましたが、専用の酒をあらかじめ準備し、勝山の濃厚な米のうま味と、阿部勘のすっきりとした後味が生きた仕上がりになっているとということです。

 阿部勘酒造阿部昌弘社長「1杯飲んだらまたすぐ次の1杯が飲みたくなる、そういう切れの良さも前年に比べてはあるかなと」

 2つの酒蔵では、新しい取組をPRして若者や幅広い層に日本酒を飲んでもらうきっかけになればとしています。

 勝山酒造伊澤平蔵社長「(日本酒の)新しい進化の形態工夫であったり、努力であったりトライアルとか、そういうチャレンジを是非ともこの機会に見ていただきたい」

 ヤマカンは5000本限定で価格は税込み2970円です。宮城県の百貨店や酒店など約30の店舗で販売されています。