2025年年6月、仙台市宮城野区で自転車の女性がトラックにひかれて死亡したひき逃げ事件で、仙台地裁はトラック運転手の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
山形県天童市の魚住隆弘被告(59)は2025年6月、宮城野区原町の坂下交差点を大型トラックで左折中の自転車の女性(当時68)をひいて死亡させたうえ、そのまま逃げた罪に問われています。
女性は自転車で新聞配達をしていて、ひかれた後に176メートル引きずられました。 魚住被告は事故直後に金属音に気づき、車を停めて車体の底に自転車が挟まっていることを確認した後、現場から10キロほど離れた路上で挟まった自転車をワイヤーロープを使って取り除板とされています。
これまでの裁判で弁護側は「車両に付いた血痕や傷が少なく、路上に放置された自転車を巻き込んだと考えた」と主張していました。
12日の判決で仙台地裁は「交差点に自転車が放置されているとは考えられないうえ、車両に挟まった自転車を見れば人身事故を起こしたと当然認識できる」とひき逃げの故意があったと認定しました。
一方で、被告が事故は認めて遺族に補償していることなどから拘禁刑3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。