仙台市内のアパートで身元不明の遺体を損壊し遺棄したとして宮城県警は30日、男女2人を逮捕しました。警察は殺人容疑も視野に捜査しています。
死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されたのは住所不定・無職の前田広樹容疑者(30)と自称・青森県青森市の接客業、山口優容疑者(31)です。
警察によりますと2人は共謀して2022年10月下旬から11月中旬までの間、仙台市青葉区のアパートの室内で、身元不明の遺体を損壊し、その後、若林区内に遺棄した疑いがもたれています。遺体は成人とみられ、若林区内の屋外に埋められていたということです。
2人は29日、青森警察署に「話したいことがある。仙台市内で死体を遺棄した」などと自首。30日午後、供述した場所から遺体が見つかったため逮捕されました。
2人はおおむね容疑を認めているということです。
宮城県警は捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に事件の詳しい経緯を調べています。