山菜シーズンを迎えましたが、有毒植物の見分け方に注意が必要です。

 食用のニラに似ている有毒のスイセンを食べると下痢や頭痛、おう吐などの症状が現れ最悪の場合は死に至る場合があります。原因となる毒素は、加熱処理しても分解されません。

 厚生労働省によりますと、過去10年間に有毒植物によるとみられる食中毒は全国で218件報告されていて、約3割に当たる74件がスイセンをニラなどと間違って食べたことによるものだということです。

 宮城県で食中毒や食品衛生に関する業務に当たる、食品安全班の大熊紀子さんに見分け方を聞きました。

 大熊紀子さん「スイセンとニラの見分け方は、スイセンにはニラやノビルタマネギのような匂いはありませんので香りを確認していただくことが重要だと思います」

 注意が必要な有毒植物は、他にもあります。食用のギョウジャニンニクと有毒のイヌサフランです。

 5月に岩手県ではギョウジャニンニクだとして知人からもらったイヌサフランの葉を卵とじにして食べた親子が食中毒となり、50代女性が亡くなっています。

 イヌサフランは葉だけではなく球根にも毒が含まれていて、ジャガイモやタマネギに似ているため注意が必要です。

 こちらもポイントは匂いです。

 大熊紀子さん「見分け方は、イヌサフランにはタマネギやニンニクのような匂いはございませんので、匂いで確認をしてもらえればと思います」

 更に今が旬の山菜、ウルイの新芽と有毒植物のバイケイソウの新芽の見分け方にも注意が必要です。

 宮城県でもバイケイソウをウルイと間違えて食べ、食中毒を起こした事例が直近の4年間で2件発生しています。

 植物全体に猛毒物質を含んでいるため、少量でも重篤な症状を引き起こします。

 こちらは匂いではなく葉の葉脈で判別します。ウルイの葉は真ん中に主脈がありそこから分かれていますが、バイケイソウの葉脈は平行になっています。

 迷う場合も多いと思いますので、大熊さんは食用と判断できない際は「採らない」「食べない」「人にあげない」という3点を常に意識してほしいと話しています。

 もちろん迷ったら口に入れないことが重要ですが、万が一食べてしまい体調が悪くなった場合はすぐに医療機関を受診してください