14日から始まる、大学入学共通テストの試験会場の準備が進められています。新型コロナへの対策や、不正防止などにも神経をとがらせています。

 宮城県の試験会場の一つ、仙台市青葉区の東北学院大学土樋キャンパスでは約950人が受験を予定していて、13日は会場の机に受験番号を貼り付ける準備などが行われました。

 この会場では、新型コロナ対策として一つの教室に入る受験生を定員の半数ほどにしていて、昼食時を除きマスクの着用を義務づけます。

 前の年の共通テストでは、スマートフォンを使ったカンニングが発覚したことから、大学入試センターの指示に従って、受験生に対し一斉にスマートフォンの電源を切るよう指示をするということです。

 東北学院大学牧野悌也入試部長「例年、しっかり受験生が受験できるような環境を整え、万全の準備を整えています。受験生は、体調を整えて時間に余裕を持って会場に来ていただければ」

 大学入学共通テストは14日と15日、全国679会場で実施され、宮城県では前年より400人ほど少ない約8500人が11の会場で試験に臨みます。