改修のため休館していた仙台市の震災遺構、荒浜小学校がリニューアルオープンしました。アニメーションなどで防災を学べるコーナーが新設されました。

 海から700メートルの場所にあり、東日本大震災で高さ4.6メートルの津波が押し寄せた若林区の旧荒浜小学校。

 改修のため1月16日から休館していましたが、1月31日にリニューアルオープンしました。

 今回新たに設けられたのは、4階展示室の防災教育コーナーで、災害への備えと発生時の対応を学ぶことができるアニメーションを流すほか、クイズ形式で防災知識を深められる展示も作りました。

 仙台市震災メモリアル事業田中智洋担当課長「震災から12年経過して、震災を経験していない世代がどんどん増えていきます。そういった中で、例えば小中学生であったりご家族連れであったりが、楽しみながら防災や災害について学んでいただけるような機会を提供出来たらと思いまして、このような展示を改修をさせていただきました」

 今回の改修では、天井にある津波のしぶきの跡や教室の天井に挟まったままの空き缶など、これまで見学者が気づかないことが多かった津波の爪痕を示すパネルなども新たに設置しました。