学校法人尚絅学院の元常務理事による横領事件で、更に2億5000万円を横領していた疑いで元理事が再逮捕されました。被害額は計3億5000万円に上ります。

 業務上横領の疑いで15日に再逮捕されたのは、東京都西東京市に住む尚絅学院の元理事で財務担当の瀬戸正道容疑者(67)です。

 瀬戸容疑者は2022年6月、法人から預かっていた額面2億5000万円の小切手を自分名義の口座に入金し横領した疑いが持たれています。

 尚絅学院は内部調査で横領が発覚したとして、瀬戸容疑者を2022年9月に常務理事から解任し、その後、警察に告訴していました。

 瀬戸容疑者は1月に1億円の横領容疑で逮捕されていて、被害額は計3億5000万円に上ります。

 警察の調べに対して瀬戸容疑者は「横領したことに間違いない」と容疑を認めているということです。

 警察などに瀬戸容疑者は横領した金について「知人から勧められた仮想通貨の投資ファンドに入金した」「仮想通貨が現金化できず保証金として金を求められた」と話しているということです。