救急救命士を志す学生に命の重みを伝えようと、東日本大震災の発生時に災害対応を指揮した元消防士の男性が講演しました。

 講演会には仙台青葉学院短期大学の救急救命学科に通う1年生と2年生約50人が参加しました。

 震災の発生時、宮城県の気仙沼消防署指揮隊長として最前線で対応に当たった佐藤誠悦さんが講師を務めました。

 想定を超える災害が起こった際に救助の現場で求められる判断や、自分自身が命を守ることの重要性について学生に伝えました。

 「妻のことを胸に秘め、消防という使命感に身を置き活動することを決めました」

 佐藤さんは津波で妻を亡くしながらも、目の前の命を救わなければならない状況を話しました。

 震災当時小学3年生だった孫の葵さんも、語り部として参加しました。

 学生「自分なら耐えられない気持ちもありますけど、人を救うことも消防や救命士の仕事なので懸命に頑張りたいと思いました」

 佐藤誠悦さん「天からね、お父さん孫の葵、私に代わって代弁をしてくれと言われているような気持ちで、ありがたいと思った」