ジューンブライドということで、6月は結婚式を挙げて夏の旅行シーズンに合わせてリゾート地へ新婚旅行に行く人も多いということです。
明治安田生命が2025年11月に実施した調査の結果、新婚旅行で一番人気の行き先は沖縄です。10年前は、ハワイが1位でしたので新婚旅行は海外へという傾向が変わってきているようです。
航空・旅行アナリスト鳥海高太朗さん「新婚旅行自体に行かない人も増えている状況です。通常の旅行を少しグレードアップする形で、それを新婚旅行と定義づけて行く人が増えています」
最近は新婚旅行を通常の旅行の延長と捉え、国内もしくは東南アジアにするなど近場化の傾向が高まっているということです。
明治安田生命の調査によりますと、1年以内に結婚した人の約半数が新婚旅行に行っていて、そのうち6割が行き先に国内を選択しています。
国内旅行が増えている理由として、鳥海さんは金銭面の部分が大きいと指摘しています。
航空・旅行アナリスト鳥海高太朗さん「円安や物価高が海外で続いている中で、想定以上にお金がかかってしまう。金銭的な部分ということも大きいと思います」
明治安田生命によりますと、海外へ新婚旅行に行った人の平均費用は約89万円と、国内の新婚旅行のなんと3倍以上です。
航空・旅行アナリスト鳥海高太朗さん「ライフスタイルの変化ということもあると思う。新婚旅行にたくさんのお金をかけるのであれば、日常生活にお金をかけたい。お金をかけたい場所の変化にも、大きな要因があるのではないか」
更に、中東情勢の影響が金銭面だけではなく安全面でも影を落としていると話します。 航空・旅行アナリスト鳥海高太朗さん「特に中東を経由するヨーロッパ方面を控えて、海外に行く場合も安全な場所に出掛けようという動きはあります」
元々人気が高かったイメージもある沖縄で、最近の変化を現地のハイクラスホテルに聞きました。
オリエンタルヒルズ沖縄八重田かおりエグゼクティブマネージャー「3年前からすると、ハネムーンとプロポーズが入っちゃってますけども予約数は大体2倍か3倍増えてますね。毎日のようにプロポーズかハネムーンかお客様が1組はいらっしゃる感じで本当に増えていると思います」
若い世代ではコスパだけでなく、タイパを重視する声も多いということです。
オリエンタルヒルズ沖縄八重田かおりエグゼクティブマネージャー「時間を無駄にしたくないということで、本州からダイレクトで2時間半とかあれば来てしまうのでゆっくり遊びたい、楽しみたい、たくさんの時間を一緒に過ごしたいと」
鳥海さんによりますと、国内では沖縄のほか北海道や軽井沢など非日常性のある場所が安定して人気があるということです。
一方で、若い世代のお金の使い方として、堅実でありながらも憧れているもの、推しなどには惜しみなく使う傾向があるので、元々新婚旅行への憧れを強く持っている人は円安で旅費が上がっても気にせず海外を行き先に選ぶ動きもあり、海外だとハワイは変わらず人気だということです。
今後は、新婚旅行そのものにとことんこだわりたい派と、新婚旅行以外にお金をかけたい堅実派の二極化が拡大していくのではないかと話していました。