宮城県気仙沼市で、養殖ワカメが生育不良で本来の褐色にならず収穫量が大幅に減る恐れが出ています。

 生育不良となっているのは気仙沼市で養殖されているワカメで、3月上旬から本来の褐色にならない色落ちという現象が見られるようになりました。

 ワカメ生産者藤田純一さん「3月5日あたりから外洋収穫が始まったんですけど、1週間位したら色褪めが始まって、しばらくないひどいワカメになってしまいました」

 また、生育の遅れも深刻で収穫量が大幅に減る懸念が出ています。

 気仙沼水産試験場では「周辺の海水温が平年より3℃近く上がっていることが栄養不足を招き、生育不良につながっている可能性がある」と指摘しています。