5年後の業務開始を目指し建て替えが行われる、仙台市役所の新たなイメージ図が公開されました。市民の交流の場となる1階と2階部分に木材を活用したり、デジタルの掲示板を設けたりすることが特徴です。

 仙台市役所本庁舎は完成から58年が経ち老朽化が進んだため、建て替えることが決まっています。

 新しい庁舎は地上15階、地下1階建てで現在の場所に建てられます。

 今回公開されたのは、様々な方面から見た本庁舎の外観や、市民が気軽に立ち寄り交流できる場を目指す低層部などのイメージ図です。

 市によりますと特徴は3点で、1点目は建物のシンボルとなる市のマーク、市章の位置です。

 仙台市本庁舎整備室藤田考一室長「ちょうど一番町から直線上に当たる所にアイポイントなる市章を設けています。色を緑にしてありますが、夜間などのライトアップも考えています」

 2点目は現在、お祝い事などがあると本庁舎に横断幕や懸垂幕を掲示しますが、新庁舎では掲示をデジタル化し様々な市政情報を発信していくことにしています。

 3点目は、1階と2階や広場には木材をふんだんに活用しリラックスできる空間を目指します。

 仙台市本庁舎整備室藤田考一室長「1階と2階の低層部が売りになっていて、コンセプトでも市民のにぎわいを考えているので、そこが一番の特徴であると思っています。」

 仙台市では、秋に議会棟などから解体を始め、2024年度には新庁舎の工事に着手します。