下水に含まれる新型コロナウイルスの濃度から仙台市の感染者数を予測する東北大学の調査で、今週は増加する見通しが示されました。

 東北大学大学院工学研究科の佐野大輔教授のグループは、下水から検出される新型コロナウイルスの濃度などから、毎週仙台市の新規感染者数を予測しています。

 調査の結果、先週のウイルス濃度は微増していて、今週の予測値は3846人と増加する見通しが示されました。

 予測値が3000人を超えるのは約4カ月ぶりです。

 東北大学大学院工学研究科佐野大輔教授「いろいろ催し物があったと思うので、ある程度の感染機会はあったと思うんですよね。梅雨の時期にもなってきて密室の状況にもなりうるので、感染しやすい状況は起きやすくなっているのかなと思いますね」

 新型コロナの5類移行で、感染者数は週に1回の定点把握となりました。

 仙台市の感染者は先週、1医療機関当たり3.83人で、前の週より0.03人増加しています。