暑い日に食べたくなるかき氷やアイスクリームを急いで食べると、頭が痛くなることがあります。この現象には、医学的な名称があります。

 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「かき氷を食べた時になる頭痛は、よくアイスクリーム頭痛と言われてますが、かつてはそれが医学的にも正式名称ではありましたが今は国際頭痛分類第3版では、寒冷刺激による頭痛とまとめられています。通称はアイスクリーム頭痛で良いんじゃないかと思う。正式に頭痛の分類に入っていると、診断になっているということですね」

 アイスクリーム頭痛は、かき氷に限らず冷たい食べ物や飲み物を口にした際に起こる頭痛です。額の奥やこめかみなどに短時間で強い痛みが走ることが特徴です。
 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「大多数はあまり心配なことはなくて、比較的30秒とか短い時間で収まることが多いと思うので、様子を見てちょっと収まってくるようであれば、あまり過度に心配しない方がいいと思います」

 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「冷たい物が口の中に入った時に、口の中の血管が収縮するのでそれを広げようとするという作用が起こると。この作用が顔をつかさどる神経を介して、脳に入っていく三叉神経という神経が刺激されることによって頭痛が起こると言われています」

 遠藤医師によりますと、冷たい物を食べて口の中が急激に冷やされると、周囲の血管が刺激を受けます。この刺激が顔や頭の感覚を伝える三叉神経に伝わることで、頭の痛みとして感じられると考えられています。
 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「口の中、特に上あごがよく刺激になるんじゃないか、喉も言われてますけどやっぱり上あごが多いんじゃないかと思います」

 上あごが痛みを引き起こすポイントの1つと言えそうです。アイスクリーム頭痛には、なりやすい食べ物となりにくい食べ物があります。
 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「結構みんな一番感じるのはかき氷じゃないかなと思いますので、氷がガチッと冷えてしまうこと、急激な温度変化が引き金になるのかなと思います」

 かき氷は、氷の削り方によって口の中の冷え方は変わるということです。昔ながらのかき氷は氷の粒が大きいため溶けにくく、口の中を一気に冷やし頭が痛くなりやすくなります。
 一方、ふわふわのかき氷は氷の粒が小さく溶けにやすいため、頭が痛くなりにくいそうです。

 仙台市立病院脳神経内科遠藤薫科部長「段々氷分が減ってきますけど、バニラアイスとかソフトクリームとか脂肪分が多くなってくると比較的なりにくいんじゃないか。特にソフトクリームは温度が高いので、なりにくいかなと」
 「対処法は、急いで食べないということですね。ゆっくり食べると。急激に冷えると頭痛刺激になりますので。なってしまった時は、上あごに舌を押し付けて温めてあげるとかそういった対処をするといい」