28日に発生した熊本地震について、東北大学災害科学国際研究所はオンラインの速報会を開き、最大で86センチの断層の変動が見られたと報告しました。

 28日午後4時27分に発生した最大震度7の地震で、熊本県によりますとこれまでに35人の死亡が確認されています。

 東北大学は31日午後の段階での分析結果を、オンラインで報告しました。

 地殻変動に詳しい福島洋教授は、熊本県の益城町から八代海にかけて北東から南西方向に走る日奈久断層帯の動きによるものと指摘し、日奈久断層帯の南側に注意が必要と話しました。

 福島洋教授「今回動かなかった日奈久断層帯の南部やその周辺の活断層については地震活動、地殻活動、断層周辺の変化をこれまで以上に深く監視していく必要があることを示している」

 更に、断層の動きについては最大86センチにわたって動きがあったと報告しました。 東北大学福島洋教授「断層の北西側に大きな変動が出ていて、北東方向に最大86センチ南東側に最大17センチ逆向きに行っている。断層の近傍では上下変動が見えていて、最大24センチの沈降が見えている」

 なお、阿蘇山の火山活動への影響については現時点では関連は低いと報告しました。