宮城県加美町とその周辺で計画が進む、3つの事業者による風力発電事業について住民団体が白紙撤回を求める要望書を県に提出しました。
加美町と周辺の山あいでは、3つの事業者が最大150基の風車による発電を計画していて一部は建設が始まっています。
加美町の未来を守る会猪股弘共同代表「現在計画中の事業につきまして、白紙撤回を求めます」
住民団体は、事業計画地は地滑りの多い地盤で土砂災害の危険性が高い、また、ガンやハクチョウなど渡り鳥の飛行ルートを含んでいて豊かな生態系に影響を及ぼすなどとして、全国から集まった約2万6000人の反対署名とともに、事業の白紙撤回を求める要望書を県の担当者に提出しました。
加美町の未来を守る会猪股弘共同代表「私たちは再生可能エネルギーには反対していないんです。自然に今まで生活してきた山や川を守っていきたいのが本心なんです」