東北大学で16日、介護に関する最新のロボット技術が紹介されました。人手不足の問題をロボットが解消してくれるかもしれません。

 東北大学で開かれた介護ロボットに関するシンポジウム。

 VRゴーグルを装着し、実際の道路を歩く感覚でリハビリができる技術や、ロボットが身体を包み込み、ベッドやトイレへの移動を支える技術など、14の大学から最新技術が集いました。

 こちらは、名古屋大学で研究が進められている、トイレでの動作を支援するロボットです。

 名古屋大学工学研究科長谷川泰久教授「トイレへの助けがいない場合など、我慢して苦労するということも聞いているので、自分でトイレに行く支援をこのロボットがする」

 厚生労働省によると、2025年には全国でおよそ45万人。2035年にはおよそ80万人の介護人材が不足するとされています。

 東北大学大学院工学研究科平田泰久教授「施設で働いている人を助けるという話もあるが、在宅で自分で暮らして自分で生活ができる。自分でできるように、いかにサポートしていくかを我々は考えています」

 平田教授によりますと、こうした介護支援ロボットの実用化は2030年ごろを見込んでいるということです。