9月から解体が始まる仙台市役所本庁舎の見学ツアーが行われ、多くの市民が市のシンボルの歴史を振り返りました。

 仙台市役所本庁舎は58年前の1965年に完成し、昭和のモダンな建築物として多くの賞を受賞するなど、随所にこだわりが込められています。

 11日は宮城県建築士会などが主催し、市役所本庁舎の見学ツアーが行われ、約30人の市民が参加しました。

 参加者は庁舎と同じ昭和生まれの人が多く、1階ロビーの壁に使用されている大理石に化石が含まれていることを説明されると、じっくりと壁を見つめ昭和時代の建築物を満喫していました。

 また、市役所のシンボルの一つ、屋上のデジタル式電光時計の仕組みを間近で見つめていました。

 市役所本庁舎は9月4日から低層棟と議会棟、前庭の噴水から解体が始まり、新しい庁舎は2028年度から一部使用が始まります。