楽天イーグルスの石井一久監督が12日に会見を開き、監督から退任することを正式に発表しました。今後は、取締役シニアディレクターに就任します。

 石井一久監督「優勝できないことが1つのビジョンを達成できなかったということだと思うので。自分の責任があると思ったので。そこで辞めるというか、そういうことを決意した」

 石井監督は2018年にゼネラルマネージャーに就任し、2021年からはGM兼監督として指揮を執りました。今シーズンは3年契約最後の年で監督専任で臨みましたが、4位に終わりました。

 GMとして大物選手獲得に手腕を発揮してきた一方、今季は若手を積極起用しシーズン最終戦までCS進出を争うなど選手の育成にも成果を残しました。

 来シーズンからは取締役シニアディレクターに就任し、チームの強化や育成のアドバイスなどを担うということです。

 石井一久監督「次の年は(創設)20周年ということもあるし、ここに歓喜を持って来られるように。しっかりとサポートして、新しいチームとして生まれ変わる姿をファンの皆さんに見ていただければと思う」

 後任の監督について楽天野球団の森井誠之社長は、コーチ陣からの内部昇格や外部にも候補があるとし「時間が無いので今週が勝負」と話しています。

 球団は、西川選手や塩見投手など支配下選手7人、育成選手4人と来シーズンの契約を結ばないことを発表しました。