宮城県利府町で、スマホアプリなどを使い指定した場所に車を呼ぶことができる乗合交通サービスの実証運行が始まりました。

 バスなどの既存の公共交通機関の補完として利府町が導入を進めているのは、乗合交通サービスmobi(モビ)です。

 乗り降りできるのは、利府町総合体育館から半径2キロ以内の197カ所で、利用したい時にスマホアプリや電話で車を呼ぶことができます。

 エリア内を運行する2台の車のうち、どちらがより利用客に近いかや目的地までの適切なルートをAIが判断します。

 利用料は大人1回300円で、定額乗り放題プランは月額5000円です。

 熊谷大利府町長「天気の良い日、またはちょっと雨や雪が降っても出掛けてちょっと体を動かしてみよう、健康に気を付けてみよう、そういうような意図でこのmobiを使ってもらえたらなと」

 実証運行は2024年3月末までで午前8時から午後7時まで毎日運行し、利用客の年代や利用客が多い地域などを調査します。

 利用客「(今までバスが無い時間は)歩いていたんですけど、足が丈夫じゃないので。だから助かりました」

 利府町は、mobiに関する相談会を12月7日と8日に開催する予定です。