段ボールで出来たジオラマを使って、地域住民に災害リスクを知ってもらう取り組みが宮城県多賀城市で始まりました。

 多賀城市立図書館には、市内で東日本大震災について学ぶ機会を増やそうと、街の段ボールジオラマが展示されています。

 ジオラマに2年前に改定された津波浸水想定シミュレーションの動画をプロジェクションマッピングすることで、震災を上回る津波の浸水範囲やリスクをわかりやすく体感してもらいます。

 来館者「視覚的に見れるっていうのは、すごく意味のあるものじゃないかなと思います」

 また、AR=拡張現実を利用したスマホのアプリで多賀城市内の津波痕跡情報なども見ることができ、多賀城市は低い年齢層にも関心を持ってもらいたいとしてます。

 ジオラマは3月11日まで展示されています。