戦災からの復旧復興を目指すウクライナの訪日団が、被災地の経験を学ぼうと村井宮城県知事を表敬訪問しました。村井知事は、復興に合わせた新たなまちづくりに協力したいと述べました。

 ウクライナでは、ロシアの侵攻に伴う戦災が続いています。ウクライナの中央政府や地方政府の高官ら10人は、戦災からの復旧復興のため被災地の経験を学ぼうと、19日と20日の日程で宮城県各地を訪れていて、県庁では村井知事を表敬訪問しました。

 政府高官は、ウクライナからの避難者32人を受け入れた宮城県への感謝を述べ、今後の支援にも期待を示しました。

 ウクライナ政府高官ディミトロ・トゥルチャクさん「私たちウクライナの国民から、皆さんの様々なご支援に対し感謝の気持ちを申し上げます。ロシアの侵攻に私たちウクライナの力だけでは耐えられない。復旧復興は自力だけでは進めるのは難しい」

 これに対し、村井知事は震災がれきの分別処理を進めた東松島市の取り組みを紹介し、復興に合わせた新たなまちづくりにも協力したいと話しました。