3日に台湾で発生した最大震度6強の地震で、死者は9人になるなど被害が広がっています。震源に近い台湾東部の花蓮県に住む女性は、今後の観光への影響を心配しています。
台湾花蓮県在住の内海真巳子さん「夫と2人で自宅の2階にいたんですけども、グワングワンと横揺れのような感じで立ってられない状態で、床にもう座り込む、へたり込むというか座り込んじゃって」
仙台市出身の内海真巳子さんは、震度6強の揺れを観測した花蓮県で9年前から生活しています。今回の地震で自宅に被害は無く無事でした。
現地では通勤時間帯と重なり、地下鉄など公共交通機関がストップし、街は混乱しました。
300回以上余震が続いていて、取材中にも。
内海真巳子さん「あ、ちょっと今揺れてる。大丈夫です。収まりました。大丈夫です」
花蓮県は台湾有数の観光地として人気の場所で、内海さんは夫とともに民宿を経営しています。
台湾は4日から4連休で、5つある客室は満室の予約が入っていましたが、地震で主要道路が通行止めになるなどして全てキャンセルになりました。内海さんは、観光への影響が長期化することを懸念しています。
内海真巳子さん「お土産屋さんとかホテルもそうでしょうけども、レジャーだったり大きな打撃があって本当にがっかりしています。怖い感覚を持たれてしまうんじゃないかなということがあるので、出来るだけ早い復旧を臨んでいます」