アイリスオーヤマは、荷待ちするトラックの待機時間を減らすことで、物流の効率化につなげようと新たな取り組みを進めています。2024年問題への対応です。

 坪谷歩香記者「倉庫から出て来た商品をコンベアに乗せると、自動でトラックまで運ばれるということです」

 このシステムでは、商品を保管する倉庫からトラックに搬送するまでの一連の流れを自動で行います。コロナ禍で物流が増えたことや、2024年問題に対応するため3年前に導入しました。

 商品に記載されたバーコードをセンサーが読み取ることで、個人宅や店舗など配送先を判別してトラックに運ばれます。

 アイリスオーヤマ大河原工場矢澤裕幸物流責任者「今までは商品を人が運ぶ。商品をコンベアで自動で流すことによって、搬送人員を削減して人を増やさずに出荷のキャパだけを2倍にすると」

 システム導入後は作業効率が上がり、出荷量も2倍から3倍に増えました。

 荷待ちするトラックはこれまで荷物が積み終わるまで数時間、待機するケースもありましたが、待機時間を従来の半分に減らすことができました。

 アイリスオーヤマ大河原工場矢澤裕幸物流責任者「荷主である我々がしっかりこういう問題には向き合っていかないと、運送会社だけでは解決できる問題じゃないので。協力して2024年問題は乗り越えていきたいと考えております」