アニメや漫画など物語の舞台が宮城県で、観光のPRに生かそうと作品にゆかりのあるスポットを紹介するマップが完成しました。

 新たに制作されたのは、仙台・宮城アニメ・漫画ゆかりの地探訪マップです。

 映画やドラマの撮影支援を行うせんだい・宮城フィルムコミッションと宮城県が連携して制作し、4月から観光案内所などで配布されています。

 取り上げられているのはバレーボールを題材にした「ハイキュー!!」や、ジャズを扱った「BLUE GIANT」など宮城県を舞台に描かれたアニメや漫画6作品です。

 紹介されている場所の1つ、仙台市青葉区の西公園にある「BLUE GIANT」のモニュメントとマンホールは、フォトスポットとしてお勧めということです。

 このほかにも作中でライブ会場として登場した野外音楽堂や「ハイキュー!!」の主人公たちが熱戦を繰り広げた体育館など11カ所が掲載されています。

 せんだい・宮城フィルムコミッション米倉風花さん「作品に触れながらその場所場所を巡って作品の世界に浸りつつ、その他の観光スポット等にも触れていただいて仙台市、宮城県の魅力をより深めていただけたらと思っております」

 仙台市をはじめとして、多くの映像作品の舞台に選ばれてきた宮城県。

 せんだい・宮城フィルムコミッション米倉風花さん「山や川、坂がある場所が主人公が住んでいる街として選ばれることが多いんですね。物語がスタートする場所として景色も良く人も住み良くというところで、非常に良い場所なのかなと」

 これまでも作品ごとにロケ地マップを作成し、ゆかりのあるスポットを巡る聖地巡礼をするファンに好評で、海外からの反響も大きかったということです。県も観光のPR効果に期待を寄せます。

 宮城県観光戦略課須賀和希主事「県外の方からも実際に仙台にこのマップをもらいに行きたいとか、マップに載っている場所に行きたいという声もいただいているので、これを契機として宮城県の誘客につながるツールとして活用していきたいと考えております」