宮城県のインフルエンザ感染者数は、前の週より減少し警報の継続基準値を下回りましたが、県は新学期が始まり感染リスクが高まっているとして、警報は解除していません。

 宮城県で月7日までの1週間に確認されたインフルエンザの感染者数は1医療機関当たり6.34人で、前の週から半減しました。

 地域別にみると、大崎が9.89人、仙台市が6.27人などとなっています。

 全ての地域で警報を継続する基準値の1医療機関当たりの患者数10を下回りましたが、県は基準値を下回ったのはまだ1週で新学期が始まって感染リスクが高まっているとして、警報を継続しています。

 仙台市は10日、報道各社の取材に「インフルエンザ警報を解除した」と説明しましたが11日に、警報の継続基準値は下回ったものの、そもそも市に警報解除を行う権限は無く事実誤認だったと訂正し、謝罪しました。