JA全農みやぎは、米を集荷する際に生産者に対して前払いする概算金を主要3品種でそれぞれ3000円追加で引き上げることを決めました。
米の概算金はJAを通じて出荷する農家に支払われる前払い金で、市場での米の販売価格にも影響します。
全国的に米の品薄が続いたことを受けJAは9月、主な品種の概算金を前年より4500円高くしていました。
一方、米をめぐる民間業者との競争が引き続き激しいことを受け、概算金を追加で引き上げることを決めたということです。
ひとめぼれは1万9500円、ササニシキは1万9800円、つや姫は1万9600円とそれぞれ3000円追加で引き上げます。だて正夢については今回は対象外としました。
JA全農みやぎは「これまで数百円程度の追加引き上げはあったが、これだけ大幅な追加は前例がない」としています。