総務省が発表した家計調査で2人以上の世帯の消費支出は2024年度の月平均で30万4178円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年度より0.1%減少しました。
食品などを中心に物価高が続く影響が家計を直撃し、消費支出は2年連続のマイナスとなりました。
消費支出に占める食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%で、1981年以来の高い水準となっています。
一方、今年3月の消費支出は前の年の同じ月に比べ2.1%プラスの33万9232円となりました。2カ月ぶりの増加です。
私立大学の授業料の値上げなどにより「教育」で24.2%増えたほか、電気代、上下水道など「光熱・水道」が7.2%上昇しました。
価格の上昇が続くコメは4.0%支出が減り、麺類やその他の穀類で4%以上の上昇となっています。