七十七銀行の2024年度の決算が発表され、連結決算の純利益が4年連続で過去最高を更新しました。

 七十七銀行は9日、仙台市青葉区の本店で記者会見を行い、2024年度の決算を発表しました。

 グループ10社を含めた決算は、売上高に当たる経常収益が前年度より13・9%増えて1715億円。純利益は31・7%増えて392億円で、4年続けて過去最高を更新しました。

 企業への貸出が増加したことや組織内の事務の見直しで経費を減少させたことなどが、プラスに働いたということです。

 一方、トランプ関税については宮城県の製造業では、アメリカへの輸出額は多くはないとしながらも長期化すると景気に跳ね返る恐れがあると懸念を示しました。

 七十七銀行・小林英文頭取「すぐには大きな影響は出てこないと思っておりますが、日本全体としては自動車産業はじめとしまして食料品も含めて大きな影響出てくる可能性はある」

 また、2025年度の初任給について大卒以上で1万円の賃上げを行い、転勤のある大卒は25万円にすると発表しました。初任給の引き上げは3年連続です。