宮城県気仙沼市の離島、大島の亀山では市が整備を進めるモノレールの工事が本格化しています。4月末からは、山頂部分が全面的に立入禁止となっています。
気仙沼市大島の北に位置する亀山は標高235メートルの山で、山頂からは気仙沼市や太平洋の雄大な風景を楽しむことができます。
市は山頂へのアクセス手段としてモノレールの整備を進めていますが、2024年7月に始まった工事が本格化することに伴い、4月26日から山頂部分が全面的に立ち入り禁止となりました。
亀山にはかつて山頂付近に通じる亀山リフトがあり、多い時には年間12万人以上が利用していましたが、東日本大震災の津波と火災で被災しました。
モノレールはリフトに代わる観光振興の切り札として期待されていますが、整備費用は約18億円で資材の高騰などが原因となり、当初の見込みから倍近くまで増加しました。
国の補助金を活用するため、市の負担分は約5億3000万円です。
モノレールは、2026年度中の開業を予定しています。