宮城県が進める仙台医療圏の病院再編計画で、富谷市へと移転する構想だった青葉区の東北労災病院が移転を断念し、現地で存続することを発表しました。
仙台医療圏の病院再編をめぐっては、県が東北労災病院と精神医療センターを合築して富谷市に移す計画を断念し、東北労災病院単独での移転に向け、病院を運営する労働者健康安全機構と協議を続けていました。
こうした中、9日午前11時から県庁で開かれた協議で、機構側は経営状況が厳しいとして、単独での移転を断念することを県と富谷市に伝えました。
今後は現地での存続へ向け、経営状況の改善を図っていくということです。