宮城県が進める仙台医療圏の病院再編計画について、富谷市への移転を宮城県と協議していた仙台市の東北労災病院が、移転を断念したことがわかりました。

 仙台医療圏の病院再編をめぐっては、宮城県が東北労災病院と精神医療センターを合築して富谷市に移す計画を断念し、東北労災病院単独での移転に向け、病院を運営する機構側と協議を続けていました。

 県や関係者によりますと、機構側は経営状況が厳しいことを理由として、8日までに単独での富谷市移転を断念する考えを宮城県に伝えたということです。

 村井知事に対しては9日に正式に報告するとしています。