山梨県警などが高速道路で逆走した車を停止させる合同訓練を行いました。東北道で先月、逆走車によって3人が死亡する事故を受けたもので、逆走への注意を呼び掛けています。

 山梨県警と中日本ハイウェイ・パトロール東京は9日、富士川町にある中部横断自動車道上りの増穂パーキングエリア近くで高速道路を逆走している車に対応した合同訓練を行いました。

 警察官ら約30人とハイウェイパトロールカーなど2台で、逆走車を発見してから一般車両の安全の確保や逆走車を停止させるまでの流れを確認しました。

 高速道路での逆走事故を巡っては先月26日、栃木県那須塩原市の東北道で逆走した車が他の車と正面衝突するなど、3人が死亡する事故が起きています。

高速道路交通警察隊 榊東副隊長 「(高速道路を)逆走してしまう可能性は皆さん持っています。高速道路に乗る時、サービスエリアやパーキングエリアから出る時は意識して表示・標識を確認していただきたい」

 警察は高速道路で逆走車を見つけたら路肩など安全な場所に避難し、通報してほしいとしています。