東京・品川区は、75歳以上の高齢者がいるすべての世帯に、スポーツドリンクなどを無料で配布する新たな取り組みを発表しました。
品川区 森澤恭子区長 「熱中症で亡くなられる方の割合が、やはり高齢者に多いという点が非常に着目しなければいけない点だというふうに思います」
対象は、3万6600世帯に上ります。1世帯あたり4000円相当のスポーツドリンクや飲料水を、7月から9月の間に、2回に分けて宅配する予定です。
「置き配」は行わず、委託を受けた運送事業者が直接手渡しし、高齢者の体調や冷房を使っているかどうかなども確認します。
全国で初めての取り組みだといい、区は、2億8300万円余りを今年度の補正予算案に盛り込みました。
おととし、熱中症で死亡した1651人のうち、75歳以上の高齢者が6割以上を占めていて、高齢者の熱中症対策は全国的な課題です。
(「グッド!モーニング」2025年5月18日放送分より)